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離婚から11年、幼い息子を残して、元嫁は、出ていった。ライザップ 千葉

それから俺は一人、雨にも負けず、風にも負けず、 シングルファーザーってやつで、こいつを育て上げてきた。ライザップ 池袋

ぼちぼち男らしくなってきて、生意気なこともいうけれど、 俺にいわせりゃ、お前なんかまだ、ひよこの前の卵だよ。

いつもそんな思いで、息子の成長を見てきていた。

男同士なんてこんなものかもしれないな、どこの家も。

女っ気ない家で、2人で生きてきたから、決して泣き言とか言わないし、 いつも片意地張り合って、お互いを励ましてきた。

そんな息子もついに、社会人だ。

不景気ながらも、なんとか就職できて、 会社の独身専用賃貸に引っ越すことが決まった。

いよいよ俺の元を巣立っていく、引っ越しの今日も朝からお互い いつも道理の無言だ。

どうせ、なんか言っても、 「あー」とか「うー」とかしか答えないだろうしな。

ここでなんか、親らしい事とか言い出すのも性に合わないしな。

引っ越しは、自分の車でそのまま行くらしい。

荷物も自分で、いつの間にか準備していたようだ。

一人ですべてやっていた。

いいことだ。

段ボール運び出している、息子の姿を見ながら ふっと、元嫁が出ていくときのことを思い出した。

「パパ、ママどこ行っちゃうの?」 運び出される荷物を見ながら、不安な顔して、俺にまとわりついていたこいつだ。

あの時も、俺は、何も言わずにただ見ていた。

何も言わずに、2人きりの生活が訪れた。

思えば、あの時から、 こいつはずっと我慢して生きてきたのかもしれないな。

そんなこと、思ってたらついぽろっと 「また、すぐに来るんだろ?」なんて カッコ悪いこと言っちゃったよ。

息子は「会社はじまってみなくちゃわかんないよ、さみしくなったら電話しろよ」 なんて言いやがった。

俺は、初めて、ひよこに一本取られたなと思ったよ。

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